志摩と同じく明陀宗を支える僧正血統の生まれである三輪子猫丸。｢青い夜｣で身寄りを亡くし、座主血統である勝呂の家に引き取られ育てられたため、明陀宗に恩返しがしたいという強い想いを持ち祓魔師を目指している。祓魔塾では幼馴染である勝呂・志摩と共に行動しており、何かと言い争う事のある塾生たちの仲裁役を担う事が多く、祓魔師についての知識が少ない燐にも穏やかに接し、称号の説明を行うなど世話好きで心優しい性格の持ち主。普段から猫じゃらしを持ち歩く生粋の猫好きで、燐の使い魔であるクロのことも可愛がっている。

詠唱騎士を志望しており、勝呂には幾分劣るものの、数多くの致死節を暗記している。強化合宿では屍を倒すために勝呂と共に21章あるヨハネ伝福音書を暗唱するなど活躍を見せた。また、優れた戦術眼を持っており、実戦任務の参加資格が懸かった合宿では、燐・勝呂・廉造・しえみのそれぞれの特性を生かしたチームプレイで化燈籠を拠点まで運ぶ方法を考案し、任務遂行に貢献している。勝呂がアマイモンに攻撃された際、身を挺して勝呂を守り、左腕を骨折。「青い夜」で両親を亡くしているため、燐が魔神に落胤だと知り、誰よりも燐を恐れ、拒絶反応を示している。

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