VOL.8 奥村 燐役・岡本信彦 & 杜山しえみ役・花澤香菜
オフィシャルインタビュー
TEXT=えびさわなち
やっと本当の意味で友達になれた
――まずは今年1月に放送されていた「島根啓明結社篇」についてお伺いします。出雲と志摩の救出を、と島根に向かった祓魔塾の面々でしたが、燐と雪男の心の距離が少しずつ離れていく様も描かれていました。ここで燐を演じる際に意識されたこと、二人を見守るしえみのお芝居についてお聞かせください。
燐は雪男に対して「大丈夫かな」とか「ちゃんと知りたい」と思いながら、歩み寄ろうとすればするほど遠ざかっていくように感じていたとは思うのですが、「雪ノ果篇」1話でしえみにも言われたことによって、それがなんとなくから確信に変わるんです。「やっぱりこの違和感はそうなのか」みたいな感覚で。雪男と仲がいい第三者に言われたことは結構、デカかったイメージがあります。
しえみも端々で「雪ちゃん、大丈夫かな」という表情をしていたり、それこそ燐としゃべったりもしていて、一緒に危機感を持っていたと思いますね。
……そもそも、今も思ったんですけど呼び方が「燐」と「雪ちゃん」じゃないですか。「ちゃん」付けと呼び捨て、どっちがいいか問題ですよね。
なにそれ(笑)。
個人的にはもちろん呼び捨ての方が距離が縮まっている感があるんですけど、なんだか「雪ちゃん」って言っている方が親密な感じがしちゃうのはどうしてなのかなって。
でも韓国ドラマだったら、呼び捨ての方とくっつくと思うよ(笑)。
そういうものなんだ!? まあ確かに、呼び捨ての方が近い感じはあるか……。
でも告白をして玉砕もしているけどね(笑)。
燐は「雪男の方が好きなんだろ」って思っているし、雪男は「兄さんの方が好きなんでしょう」と思っている。すれ違いですよね。仲間の守り方にしても燐のやり方、雪男のやり方、真逆の方向性で戦っているイメージがあります。それでも、呉越同舟的に一緒になにかをする、敵がいるところへ向かってみんなでなにかするというときには安心感がありました。最後には出雲の「助けて」という言葉を、燐だけではなく仲間がみんな待っているというか。出雲をみんなで救出するんだっていう気持ちで演じていました。もし出雲に「来ないで」と言われたとしても、なにかあるはずだという信頼の元に助けに向かうであろう祓魔塾の面々がカッコよさも想像できます。そして、特にしえみと出雲の関係性ですよね。
そうですね。出雲との友情がどんどん深まってきていて、客観的に見たら出雲ちゃんは突き放しているように見えるんだけど、本当は近づきたいと思ってくれているし、心許してくれている。やっと本当の意味でお友だちになれたという感じがしました。なのできっと、(しえみは)雪ちゃんを心配している余裕がなかったんじゃないかと思います。とにかく出雲ちゃんをどうにかしなくては!というところだったと思いますね。
――そんな「島根啓明結社篇」を経て「雪ノ果篇」となります。第8話、母親から話を聞いたしえみは大きな決意をした表情で仲間たちと向き合います。母親からなにが語られたのか、ここでは視聴者にはわからない状態ではありますが、表情と声のトーンだけでしえみの覚悟を感じさせなければならないシーンだと思います。しえみの変化をお芝居で表現される際に意識したのはどんなことでしたか?
第7話でお母さんに対して「祓魔師になりたい」とちゃんと宣言するシーンがあったんですけど、それまですごく悩んでいたんですよね。祓魔屋を継がずにそっちの道へ行ってもいいのだろうかとか。なので、テストのときは割と一生懸命に伝えるということを意識してやっていたら、そうじゃなくて、心に決めた状態で話をしているので「静かだけど決意の見える感じのお芝居」をして欲しいんだ、というディレクションを受けたんです。なるほど、そこまで決意をしたのに、そこからまたどんでん返しされちゃうのか!と。そこがすごく切ないなと思いました。しかも一晩の話じゃないですか。でも、しえみちゃんの強いところはそれを全部受け入れて、自分で前に進んでいこうと決めるところですよね。本当に強くなったなぁ、と思いました。あの朝焼けのなかで、ここからみんなとは別の道へと歩いていくということを、ニーちゃんと一緒に覚悟をしている顔も、今まで見たことのないようなものでしたし……。原作でもそうだったんですけど、そんな顔をしていたので、この子はどんどん成長していくのだなと思いました。明確にセリフであるわけではないので、本当に表情とリアクションだけのアドリブになるのですが、そこでしえみちゃんの強い気持ちを表現できていたらいいなと思います。
現場は“ミョウガ”で盛り上がる和やかな空気
――そして「クリスマス&誕生日パーティー」の準備をしよう、と祓魔塾の面々との時間がやってきます。シリアスな向き合いのあるお芝居とは違う、みなさんでわいわいとしたアフレコになったかと思いますが、印象的な出来事など教えてください。
この話数に限ったことではないかもしれないですが、青エクの現場ってとにかくわいわいしていますよね。
確かに。もともとわいわいしていますね。特に中井(和哉)さんと話せるようになった感じはあります。
このシリーズになってからみんなの年齢もあがってきて、中井さんをイジれるようになったところはあります(笑)。たぶん失礼な感じにはなっていないはず。ご本人もまんざらでもない表情をされていらっしゃるはず……!
うん。そのはずです(笑)。
中井さんを中心に話が弾んでいる印象があります。そこに関(智一)さんも加わりますよね。
先日は関さんが変わったTシャツを着てたんです。
そうそう! 関さんが「ミョウガ」のTシャツを着ていたんですよ。ぱっと見、何の柄なのかわからないんですよ、ミョウガが。アニメ本編だと、雪ちゃんはどんどん闇に落ちていくし、戦いもシリアスになっていくんですけど、現場はミョウガで盛り上がる和やかな空気なんです。
そうやって盛り上がっているときに福山さんがぼそりと「みんなは楽しそうでいいよね」って言っていた気がします(笑)。雪男を演じていると、そうした温度差を感じるらしいです。
でもやっぱり、闇落ちしていく雪ちゃんを演じる福山さんは、より輝いている気がします。
毎回そうですし、なんだったら13年前からそうなんですけど、「(収録を)はじめます」って合図が出たときには誰よりも大きな声で返事をするんです。福山さんは。
あれはびっくりするんですよね。「お願いしますっ!」って大きな声で。
13年変わらないところであり、どんなにキャラクターが闇落ちしても賑やかな空気づくりをして、「いくぞ!」と士気をあげてくださっている気がします。
でもさっき福山さんと別のインタビューを受けていたら、「やっぱり岡本くんが中心にいてくれるからみんなが和やかでいられるよね」って言ってたよ?
ええ! 嬉しい。
いつもテンションが変わらず、和やかでいてくれるし、みんなに話しかけてくれて。座長として岡本くんがいてくれるからほんわかできているんだよって言っていました。
それはとてもありがたいお言葉です。実は僕が話しかけるのに一番緊張するのは香菜ちゃんですけどね。
えええ⁉ なんでー⁉
緊張しますよ。だってお昼のバラエティ番組にも出ている人が、一緒のブースにいるんだから、テレビの向こうの人がいる!って思っちゃうんですよね。
それはちょっと寂しいんですけど(笑)。10代のときから共演しているじゃない! わたし的には“戦友”のつもりでいるのに!
それで言うと、何年か経て思っていることがあるんです。香菜ちゃんはそもそもお芝居がうまいんですけど、そこにさらに、お芝居で表現できないような魅力が付随されてるんです。青エクって手練れのキャストだらけで耳が幸せなんです。収録を見学しているだけでも「とってもいいものを聴けたな」という感覚になるのですが、特にしえみが今期はさらに可愛くなっている気がしました。魅力的に感じるのは、もちろんキャラデザもありますが、香菜ちゃんの強さ、すごさなのかなって思って。すごすぎて思わず言っちゃいました。「すごいっす」って。
そのときは素直に「褒めてくれた!」って思いました(笑)。岡本くんに対しては、唯一無二の役者さんだなって思っています。声を聞けば一発で岡本くんだとわかりますから。燐で会うときには、それこそ天然な男の子にマッチするなって思うけど、狂気的な役をやっているときもめちゃくちゃ映える声なんですよね。そういう役も出来る、お芝居の幅がめちゃくちゃある人だなって思っています。
役者冥利に尽きます。性格の悪い役をやっているときの方が楽しかったりしない?
楽しい!
性格が超いい役の方が演じるのにハードルが高い気がするんだよね。
みんなに好かれようとしちゃうんだよね。
そうそう! そこの塩梅が花澤香菜さんはすごいんです! マジで!そこをわかりやすくしない。音でいかないところは本当にうまいなって思っています。「わたし、可愛いでしょう」という芝居では表現しない。
――燐としえみのエピソードで言うと、やはり第6話の告白のシーンが印象的かと思うのですが、このシーンのお芝居で意識したことはありますか?
そうですよね、やっぱり燐で印象的だったのは告白のシーンです。告白のあとも、これだけさっぱりしてくれたらとても居心地がいいだろうなって思いました。
燐の性格からすると、ウェッティにはなりたくないなって思っていました。
こんなに元通りになれるんだ、というのはすごく燐らしいし、それをお芝居で表現するのは難しいだろうなぁって思いました。
燐はいつも難しいなと思いながらやっています。ちなみにしえみとのシーンで印象的なのは「雪ノ果篇」の第2話で、二人で暗いところで話していて、ちょっと告白じみたことを言ったあとに顔をのぞくために顔を近づけるんですけど、距離感が近くて「おっと!」って思ったんです。あれはアニメならではのシーンを絵で見せた感じで、どきっとしました。天然だからいけるのかもしれないですけど、そんなパーソナルスペースに入っていくのって緊張するけどなって思いました。
――8話のパーティーのくだりでは、準備してきたものがダメになっても「これはこれで面白い」と言える燐の懐の大きさを感じました。
燐と僕が似ているところはないと思っているんですけど、実は唯一似ているのはそういうところかもしれないです。
岡本くんって怒ることあるの?
全然ない!
でも最初からそういうことではないでしょう? はじめは「むっ」と思うけど、そこから消化していく?
そうかもしれない。違和感があったときには「うーん……」と思案には入るけど、そこから「どうやったらうまくまわるかな」って思うんです。でも、香菜ちゃんも怒るというよりも叱るイメージ。感情ではなく「これはだめだよね」と、ちゃんと言ってくれる人という勝手な想像がある。
わたしも、「わーっ」と思うことはあるけど、それを人にぶつけることはしないかも。
――そして8話ではユリ・エギンのエピソードも登場します。ご覧になってどのような想いがありますか?
「そういう人だったんだ」という気持ちはもちろんですが、ユリも天然な人だと思いました。天然たらしと言ってしまうと語弊があるかもしれないですが、結構強いと思うんです。「夫婦ごっこしてみよう」って、かなりどきっとすることをさらっと言ってしまうなんて。あとはシュラの口から「似ているところがあるよ」って言ってもらえて、知らなかった母の一面を聞けたのは、燐と雪男にとって嬉しかったと思うんです。ただそのせいで最後に衝突があるんですよね。考え方の違いが出てきて、「ビビりはどっちだ」っていうセリフまで出ますからね。そこまで怒るとは……という感覚で。
――雪男が感情を露わにしましたね。
一気に感情が出るところも雪男らしいなと思うんです。ただ、そこまで大きな感情がそこでくるのか、とも思いました。もはや焦りにすら聞こえる感情だったと思いました。特に冷静な雪男がここまで声を荒げて、ここまで表情を変えて言うなんて。なかなか想像がつかなかったです。
雪ちゃんは本当に悩みながら生きているんですよね。だからあれだけの感情が出てきた。燐に対して、なんでそんな感じに生きていられるんだって思ったんでしょうね。
――自身の出生について知りたい雪男と、それを知ることに対しては消極的な燐。これまでとは逆の印象もありますよね。
燐自身は過去よりも未来を見ていそうな感じもするんです。でも雪男は過去を見ないといけないと思っている。この違いが存在しているのかなと思うのと、ここでIQの差が若干出ているのではないかなとも思います。常々思っているんですけど、ある程度楽に生きるとか幸せに生きるには、あまりIQの高いところで考えない方がいいんじゃないかなって思うんです。いろいろなことを知っているだけに、情報を整理していく過程で、想像よりも現実に向き合ってしまう。燐は本能のままでいるけれど、雪男は頭がいいから余計なことをたくさん考えて、物事を素直に受け止めることもできなくて、苦しいんだろうなって思ってしまいます。
この三角関係はどうやったらハッピーになるのかが正直わからない
――ここからふたりの衝突が強くなっていきますが、ご覧になっていてどのようなことを感じられますか?
本当にやめて欲しい。
ははは(笑)。
燐と雪ちゃんの兄弟のバランスがとてもいいなって思うんですね。雪ちゃんはなんでもできるけど自分を顧みないところがあるから、燐がお料理を作ったりして、お互いが足りないところを埋め合っていったっていう、そこが良かったんですけど。しえみ的にもふたりには仲良くいて欲しいですよね。
そしてこの三角関係はどうやったらハッピーになるのかが正直わからない感じで……。
(しえみは)恋愛の好きが自分のなかでまだしっくり来てはいないから、もしもそれがわかったら、変わるかもしれない。しえみ的には、顔を赤らめるシーンもあるけど、まだ憧れというか……。
――出雲ちゃんによって恋愛漫画で勉強しましたね。
知ってしまいましたね。
あれは可愛い。あの反応は可愛い!
ふふふふ(笑)。このあとはしえみちゃんから動いていくことになると思うんですけど、あれだけ拒絶されちゃったら、雪ちゃんのことが怖いんじゃないかな……と。雪ちゃんもそこまで悩んでいたってことだと思うんですが、しえみの言葉がトリガーになっているというか。「燐」という言葉を出してしまったがために……そこまではよかったんですよ? ハグしたりして。
確かにいい雰囲気でしたよね。
あれは最高でした
――ここからの展開もとても気になりますが、そんなアニメ「青の祓魔師」が初めて放送されたのは2011年のことでした。
信じられないですね。
13年も経っていましたね。
――13年、彼らの人生を共に歩んできた今、思い出されるのはどんなシーンですか?
劇場版の収録が、朝10時からはじまって深夜1時までかかったことを一番憶えています
そんなにかかったっけ?
僕は最後までやっていたから。最初のテストから叫んでいて、当時、(藤原)啓治さんに「うるせぇな(笑)」って言われたんです。「そんなに叫んでいたら疲れるぞ」って。それはアドバイスだったんですけど、その優しさも思い出します。今でも思い出すのは「楽しいことだって辛いことだって両方ひっくるめて思い出だろ?」っていうセリフが全く言えなかったことです。
言えなかった?
滑舌的にもですが、うまくディレクション通りに芝居ができなかったんです。何回も練習した記憶があります。
――13年の中で、鮮やかに思い出されることというとどんなことですか?
やっぱり若かったなぁって思う(笑)。
今でも若いよ!
でも13年前って、わたし、周りの人と全然しゃべらなかったから。もじもじしていて。人見知りで。
そんなだった?
岡本くんとはもうちょっと前に出会っていたからしゃべれたけど、先輩方とは自分から話しかけることも出来なくて……。緊張もしてしまって、あまり交わることもなかったかもしれないですね。
確かに香菜ちゃんとキタエリ(喜多村英梨)と梶(裕貴)くんは話しやすかった記憶が強いです。
そこらへんは同世代だからね。あとは英梨ちゃんがいてくれたことが嬉しかったな。
それが13年経つと中井さんをイジるようになる。
一緒になって中井さんとしゃべれているなんて、嬉しすぎますよ!
確かに! 中井さんとはしゃべれなかったですから。
――「京都不浄王篇」のときはどうだったんですか?
7年くらい前です。若干しゃべれるようになったくらい。でも距離はあった気がしますね。
京都組は京都組で一緒にいましたしね。
3人(中井和哉、遊佐浩二、梶裕貴)で一緒にいるイメージでした。
――さきほど花澤さんのお芝居について、13年のあいだで上手なだけではなく、お芝居で表現できないような魅力が付随されるようになった、と岡本さんが語っていましたが、花澤さんからご覧になって、岡本さんのお芝居の変化は感じていますか?
そうだなぁ……。燐のお芝居は難しいよね? シリーズ最初の収録では、岡本くんが岡本くんの天真爛漫さのままに演じていたのが燐だったと思うんですが、そこから13年経って、社長をやり、いろんな役を経てきた岡本くんだからこそ、ここに帰ってくるのって難しいことだろうなぁ、と思うんです。
そうなんですよ。しえみとのシーンも「恋愛を一度もしたことがない感が欲しい」って言われたことが衝撃的で。それをやっているつもりだけど、そうなっていない。別に自分が恋愛経験豊富なわけではないのに出せていない理由はなんだろうって、突き詰めると、恋愛ゲームの声を当てすぎたなって思った。
そんな具体的なこと(笑)。
恋愛ゲームでついた経験値もあるなって。染みついちゃってるなにかがあるのかなって、すごくショックだったんです。距離感を近めにした芝居をすると、どうしてもそういうものが出てしまうのかなって思って、距離感をはずすところから芝居を作っていきました。それはそれで難しくて、ちゃんとしえみに関わらないといけないという想いもあって、ここで出すリアリティの塩梅が難しかったです。
燐のお芝居って、ピンポイントで「こうして欲しい」というのが監督からあるんですよね。私としては、普通にしえみとしてしゃべっていると、ちゃんとしえみに戻れるというか。燐と話すことによってしえみをチューニングしていくところはめちゃくちゃあります。だから変わっていないところはちゃんとあるなって感じています。
みんなのおかげでチューニングする感じは僕自身にもあります。だからなにも考えずに収録現場に行った方が、より燐に近づけるのかなと。それでも難しいところには当たるので、そこのバランスなんだと思います。
わたしが岡本くんのお芝居で好きなのはギャグシーンですね。「恋愛の好きと友だちの好き」がどう違うかを説明するときの、最悪な説明とか(笑)。あれは最高でした。
最悪な(笑)。ストレートにしゃべっちゃうから。
あれはいいよねぇ。
――物語は「雪ノ果篇」から「終夜篇」へ向けて加速していきます。そんな今、「青の祓魔師」を楽しみにしているみなさんへ、ここからの見どころを教えてください。
原作マンガを読んでいると「ここからがまた面白いぞ」ということがわかっているので、いち視聴者として楽しみにしています。「雪ノ果篇」では、しえみちゃんもそうですが本当にそれぞれが自分の生きる道を決意してから「これから進んでいくぞ」というところなので、みんなの行く末を気にしておいてほしいなと思います。
祓魔塾やいろんな登場人物のことを注目して見てもらいたいです。個人的に一番の驚きがあったのは獅郎の話でした。なにが起きたか。獅郎の名前の由来さえも僕には衝撃がありました。そしてキャストも楽しみにしてもらいたいです。いろんな側面で楽しめる「終夜篇」が待っているので、燐と一緒に驚き、楽しんでもらいたいと思います。